ルガトショルダー 革のパスケース(赤)- 作り方
パスケースをルガトショルダー(赤)で手作りした時のことをブログに書いてみようと思います。
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- 1. パスケースの製作工程
- 1.1. 1-革材料の切り出し
- 1.2. 2-フレンチエッジャーでヘリ漉き
- 1.3. 3-ポケット中央部に穴を開けてエッジペイント
- 1.4. 4 – 革の裏同士を接着してエッジペイント
- 1.5. 5 – ポケットを接着してヘラで圧着
- 1.6. 6- 菱目打ちと菱ギリを使って縫い穴を開ける
- 1.7. 7-余分なフチを切り落とし形を整える
- 1.8. 8-縫い合わせる
- 1.9. 9-ハトメ#300を取り付けてパスケース本体の完成
- 1.10. 10-ストラップの革材料を切り出し、厚みを調整する
- 1.11. 11-ストラップにバネホック(小)を取り付ける
- 1.12. 12-ストラップにナスカンを取り付けカシメで固定する
- 1.13. 13-完成
- 2. 完成後の写真 – 革のパスケース
- 3. 使った革 – ルガトショルダー
- 4. パスケースの金具
- 5. パスケースの型紙
- 6. レザークラフト工具・染料・接着剤の準備
- 7. 使用した糸 – ビニモMBT 8番
- 8. パスケース製作途中の写真
- 9. 参考サイト – パスケースの作り方
- 10. youtube製作工程 – 手作りパスケース(赤)
パスケースの製作工程
1-革材料の切り出し
パスケースの型紙より少し大きめに革材料を切り出します。
2-フレンチエッジャーでヘリ漉き
ヘリ漉きするラインをカッターで少し切り込みを入れて、
フレンチエッジャーで慎重に漉きます。
革を4枚重ねるので、フチを0.7mm以下まで漉いておいたほうが見栄えが良くなります。
3-ポケット中央部に穴を開けてエッジペイント
パスケースの型紙に沿って印をつけて切り出し、
フェニーチェエッジペイントでペイントします。
表面をコーティングしているタンニン鞣しレザー、クロム鞣しレザーに適した塗料です。
ポケットの入り口部分はヘリを落としました。
SINCEのヘリ落としNo.1を使用しています。
思ったより幅が広かったのでNo.0が良さそうです。
4 – 革の裏同士を接着してエッジペイント
革2枚の裏同士を接着します。
写真左上の2枚はポケットパーツです。
上部は縫わずにポケットにしました。
5 – ポケットを接着してヘラで圧着
フチを漉いたポケットをパスケース本体に接着します。
ボンドはサイビノールを使用しました。
ヘラで圧着して漉いた部分を浮かせて立体的に見せています。
6- 菱目打ちと菱ギリを使って縫い穴を開ける
3mmピッチの菱目打ちを使って印をつけて、
菱ギリで穴を貫通させます。
7-余分なフチを切り落とし形を整える
マスキングテープで固定しながら慎重に切り落とします。
ポケットの入り口部分にエッジビーダーを使って飾り捻を入れます。
FLINT(フリント)のエッジビーダー1.0mmを使用しています。
フェニーチェエッジペイント(赤)でペイント。
8-縫い合わせる
ビニモMBTの8番 黒と黄色を使って縫い合わせました。
9-ハトメ#300を取り付けてパスケース本体の完成
パスケース右上に、スクリューポンチで穴を開けて、
ハトメ#300を取り付けます。
ハトメにストラップが取り付けられることを確認して、
パスケース本体の完成です。
10-ストラップの革材料を切り出し、厚みを調整する
ストラップに使用するアリゾナレザーを切り出します。
アリゾナレザーは元の厚みが2mmあったので、
フレンチエッジャーで厚みを調整しています。
1.2-1.4mm厚くらいまで薄く漉きました。
厚すぎるとバネホックを取り付けるのが難しくなります。
ルガトショルダーとアリゾナレザーを貼り合わせてストラップの型紙に沿って切り出し、
飾り棯を入れます。
11-ストラップにバネホック(小)を取り付ける
ストラップの幅が1.2cmなので、
サイズ的にバネホック小を取り付けました。
12-ストラップにナスカンを取り付けカシメで固定する
ストラップのフチをエッジペイントで仕上げて、乾くのを待ちます。
ストラップにナスカンをはめて、
カシメ(小)を打ち込み、
ナスカンを固定します。
13-完成
完成後の写真 – 革のパスケース
パスケース本体には裏と表のポケットでICカードが2枚入るように、
個性的なパスケースにしたくて、
赤と黄色の糸で手縫いして、鍵付きストラップなどを付けられるように工夫してみました。
革素材はルガトショルダー(赤)(紺)、
エルバマット(焦茶)、栃木レザー(ブラウン)を使用しています。
使った革 – ルガトショルダー
使用したレザーはベルギー/マズール社のルガトショルダー。
ライトの光をあてると、深い青色の奥に横に入ったトラ皺が浮きがってきます。
パスケースを作るにはA4サイズ分は必要でした。
また、ストラップにはアリゾナレザー(黒)も使用しました。
艶があって高級感のあるレザーです。
パスケースの金具
ハトメと、
ストラップにつける「バネホック」・「カシメ」・「ナスカン」を用意しました。
ハトメは#300番の大きさのものを選び、
バネホックは(小)、
カシメ(小 6mm)と、
ナスカンは12mm幅のタイプを選んでいます。
パスケースの型紙
adobeのイラストレーターでパスケースの型紙を作っています。
横70mm 高さ107mmのサイズ、
ステッチのピッチは3.0mm。
ストラップ右端はカシメ(小)を打ち込みます。
レザークラフト工具・染料・接着剤の準備
使用した工具
- フレンチエッジャー 8mm
- エッジビーダー 1.0mm
- ヘリ落とし
- ホック打ち(小)と万能打ち台
- ハトメ打ち(#300)と穴あけスクリューポンチ
- カシメ打ち(小 6mm)
- 手縫い針(細)
- 菱ギリ(細)
- 菱目打ち3.0mmピッチ
- カッター
- サイビノール(水性ボンド)
- コバ染料(赤) – フェニーチェ
「野中製作所のスクリューポンチ」は切れ味が良くて使いやすいです。
【楽天市場】野中製作所 スクリューポンチ特別特価セット本体+替刃(10本付)+ビニ板セット替刃(1・1.2・1.5・2・2.5・3・3.5・4・4.5・5)+ビニ板(100mm四方6mm厚)SCREW PUNCH
「フェニーチェのエッジペイント」もコバが綺麗に仕上がります。
【楽天市場】フェニーチェ[FENICE]プロフェッショナルエッジペイント 全12色 125ml[クラフト社] レザークラフト染料 溶剤 接着剤 コバ仕上げ
タンニン鞣しレザーのコバをトコノールなどで磨く方法とはまた違い、
コバにウレタンのような膜を張るタイプですが、
曲げや摩擦に強くコバが長持ちすることと、ヤスリをかけながら重ね塗りをすると綺麗に仕上げることができます。
使用した糸 – ビニモMBT 8番
ステッチを繊細に見せたくて、
ビニモMBTの8番を使用しました。
小巻のタイプ全色セットを購入しています。
パスケース製作途中の写真
最後に、パスケース製作中に撮影した写真。
参考サイト – パスケースの作り方
シンプルパスケース|革職人ライター「arcoeny」
おしゃれな2つ折りパスケースの作り方 – レザークラフト入門 …
youtube製作工程 – 手作りパスケース(赤)
パスケース(赤)を製作した時に、一緒に動画を撮影していたので、作り方を簡単にまとめた2分程度の動画をyoutubeにアップしています。
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