栃木レザーのキーケース-作り方-弟の誕生日
レザークラフトを始めて1ヶ月が経った頃に作ったキーケースのことについて書いてみようと思います。
レザークラフトを始めたきっかけは、YouTubeで財布を自分で作っている人をたまたま見かけたこと。
当時何度もその動画を見て勉強していました。
革素材は栃木レザーのハギレをレザーマニアさんでネット注文して、「革」ってこういうものなんだなぁと、同じ栃木レザーでもグレージング加工してあるものとないもので肌触りが違って、革のハギレを眺めながら切ってみたり、こすってみたりしていました。
初めてのレザークラフト – きっかけと勉強方法
きっかけはyoutubeでラウンドファスナー財布を作っている人を見て
youtubeを見ていた時に、関連動画にこの動画が出てきて、作ってみたいと思ったことがきっかけでレザークラフトを始めました。
図書館で参考書を借りて勉強
休みの日にレザークラフトに関する参考書を片っ端から近くの市立図書館で借りて、よく自宅に持ち帰ってじっくり読んでいました。
そういえば、最近買った本で「革工芸 手縫いの真髄」という本がありまして、とても古い本なんですが、見たことのない形の革工芸品の写真から、基本的な技法、道具の使い方などが丁寧に掲載されており、お気に入りの本になりました。
革工芸 手縫いの真髄【メール便選択可】 [協進エル] レザークラフト書籍 参考書(楽天市場にジャンプします)
材料と道具の準備
最初はハギレを購入しました
栃木レザーのハギレをレザーマニア楽天市場店さんで買って、
野谷 久仁子さんが書いた「手縫いで作る革のカバン」「手縫いで作る革の品々」をamazonで注文して、その本を見ながら手縫い針を使って革を縫うことを最初に練習したことを覚えています。
ハギレで作れるものは何かなと考えた時に思いついたのがスマートフォンケースとキーケースでした。
道具はamazonで購入しました
レザークラフトの工具って安いものは安いんですが、高いものはビックリするくらい高くて、いきなりそんなにお金はかけられないと思って、amazonで安くて良さそうな工具を探して注文していました。
レザークラフト工具セットという1万円ちょっとのセットがあったんですが、注文履歴を調べたら、一つ一つ選んで注文していました。
全部で17000円くらいです。注文履歴からamazonの商品名を下にリスト化してみました。
- クラフト社 革工具 ガラス板 12×9cm 8681
- LUCINA レザークラフト用 ゴム板 打ち台 穴あけ台 カッティングマット (20×20×1.5㎝)
- 手縫いで作る革の品々
- ミライヤ レザークラフト工具 ネジ捻 ねじ稔ごて 調節式ネジ捻 線引き 印付けに 代線工具 へり落とし
- LUCINA ヘリ落とし レザークラフト 革 仕上げ 工具 1mm
- クラフト社 革工具 菱ギリ プロ用 8414
- プラス カッターマット 両面 A3 300×450mm グリーン 48-584
- オルファ(OLFA) 別たち 56B
- レザークラフト 糸 蝋引き糸 手縫い糸 SIMPZIA ワックスコード 8色セット 長さ183m 直径1mm DIY レザークラフト用ロウ引き糸 紐糸 革 針 手作り 初心者 練習
- レザークラフト用 床面仕上剤 トコノール 500g 無色
- D-drempating 革細工 菱目打ち 4本 セット (3mmピッチ 4本セット) pa700
- 協進エル ビニモ5番 (ダブルロー付糸) 約90m 黒 1153129-03 53129-03
- SUNDRY ロータリーレザーパンチ RLP-6
- マルエム アルコールランプ 容量70mL/6-487-01
- ケンエー燃料用アルコール 500ml
- INOUE ジラコヘラ 40mm 12104
最終的に使わなくなった道具
今この記事を書いている時点でレザークラフトを始めてから2年経っているんですが、使わなくなってしまった道具を紹介します。
「アルコールランプ」は稔引き用に買ったんですが、どうしても熱ムラが出てしまうので使わなくなりました。
最初の糸は太すぎたのと、「ダブルロー付きビニモ」 はロウがべっとりつきすぎて使いにくかったです。
今は0.4-0.55mmくらいの太さの糸(ビニモ MBTか天然亜麻糸)を使っています。作り手としてはビニモ MBTの5番か8番がすごく使いやすいですが、個人的には天然亜麻糸の質感と発色が好きです。
「トコノール」や「レザーパンチ」はたまに使うんですが、コバ磨きはふのり磨きになり、レザーパンチは「野中製作所のスクリューポンチ」になりました。
野中製作所のスクリューポンチは切れ味がとてもよくて使いやすいのでみなさんにオススメしたい道具です。
野中製作所 スクリューポンチ特別特価セット本体+替刃(10本付)+ビニ板セット替刃(1・1.2・1.5・2・2.5・3・3.5・4・4.5・5)+ビニ板(100mm四方6mm厚)SCREW PUNCH(楽天にジャンプします)
初めてのレザークラフト – 作品写真
1ヶ月勉強して作ったのはスマートフォンケースとキーケース
一番最初に作ったのが、縫わなくても作れるスマートフォンケースでした。
作り方は、ダイソーのスマートフォンケースに革ハギレを接着剤で貼り付けて、
最後にボタンを付けただけです。
簡単そうに見えるんですが、ボタンってどうやって取り付けるんだろう?という最初の難関が待っていて、ネットで調べて見よう見真似で取り付けていました。
使った革ハギレがグレージング加工された栃木レザーで、ツヤツヤしていて肌触りがとても良く、何度もさすっていたことを覚えています。
キーケースの製作工程
二つ目に作ったのがキーケースでした。
弟の誕生日が近くて、プレゼントに最適かなと思って、ハギレでちょっと申し訳ない気持ちもありながら、作っていました。でも高級レザーの栃木レザーですからね。
栃木レザーのハギレ
写真に写っているのが実際に使用した栃木レザーのハギレです。焦げ茶色の方はグレージング加工をしてあり、ナチュラル色はヌメ革でした。
革の厚みを調整
革のハギレの厚みが2.0mmくらいあって、重ねると分厚くなってしまって見た目が不格好だったので、薄くするために、家にあったノミで裏面を漉いています。
ボタンの取り付け
ボタンを取り付けるための切り込みを入れています。ボタンは弟が使うならマグネットホックが使いやすいと思って選びました。
ボタンとキーケース金具を取り付けたところです。
パーツ同士の接着
パーツをゴムボンドで接着したところです。ゴムボンドはGクリヤーというボンドを使っていたと思います。塗った後に少し乾かして接着するボンドですね。
ヘリ落とし
フチのヘリを綺麗にしたくて、amazonで注文したヘリ落としで何度もこすっています。
amazonのヘリ落とし安かったんですが、最初は切れ味が良かったんですが、使っていくうちに切れなくなり、この後研ぎ方を勉強していました。
快適に使うためにはしっかり研がないといけなかったです。
縫い穴を開ける
パーツを縫い付けるため、目打ちで印をつけた後に、菱ギリで穴を開けているところです。
写真の菱目打ちはamazonで購入した菱目打ち3mmピッチです。
しばらく使っていたんですが、どこかのタイミングで歯が折れてしまい使えなくなってしまいました。
縫い合わせる
手縫い針を使い、練習した通り縫っているところです。糸はビニモ MBTの5番を使用しています。
レーシングポニーを持っていなかったので机の上に置いて縫っていました。糸が金具に引っかかって縫いづらかったですね。
ハトメを取り付ける
弟がカラビナを使っているのをよく見かけたので、取り付けられるようにハトメを取り付けることにしました。
完成
このように仕上がりました。ステッチがちょっとガタついているように見えるんですが、作った当時の本人はだいぶ満足していました。何時間もかけて作った作品ですから。
アミエットのキー金具は高級感がありますよね。信頼性も高いです。
コバの具合ですが、「コバ磨き」というのもよくわかっていなくて、とりあえずワックスをつけて布で磨いてみたという感じだったと思います。
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