アルファSSL証明書とlet’s encrypt SSL証明書の比較 違い
GMOのレンタルサーバー、クラウドサービスユーザーは無料提供されるようになった有料SSL証明書「アルファSSL」ですが、無料で使える「let’s encrypt」のSSL証明書と比較、メリット・デメリットについて考えてみました。
また、アルファSSLにはページ認証、DNS認証がありますが、認証レベルはどちらも同じ「ドメイン認証」方式です。
関連記事 SSL証明書 SSL証明書の種類 見分け方 SSL証明書の確認方法と記載内容の違い アルファSSL証明書とlet's encrypt SSL証明書の比較 違い アルファSSL証明書の設定 ConoHa WING SSL証明書インストール 【CentOS stream 9】 Nginxに let's encrypt SSL証明書インストール ドメイン ConoHa WING VPS に サブドメインを追加する サイトアクセス解析 【THK Analytics】Google analytics 4より使いやすい無料サイトアクセス解析
有料SSLアルファSSLと無料SSLlet’s encryptの比較
「Letʼs Encrypt」のSSL証明書は、SSL証明書発⾏プロセスが完全⾃動化により簡単にSSL証明書を発行することができるため、世界的にフィッシング詐欺サイトに多く利⽤されているデータがあります。
「アルファSSL」のSSL証明書を設定しているサイトは、「let’s encrypt」のSSL証明書を設定しているサイトより信頼性が高くなります。
アルファSSL | let’s encrypt | |
暗号化レベル | 256bit | 256bit |
費用 | 6600円 / 年 (ConoHaWINGユーザーは無料) | 無料 |
ルート認証局 | Global sign | Internet Security Research Group |
中間認証局 | GlobalSign Atlas R3 AlphaSSL CA | Let’s Encrypt |
認証方式 | ドメイン認証(DV) | ドメイン認証(DV) |
有効期間 | 1年 | 3ヶ月 |
認証方法 | ドメイン認証 | ドメイン認証 |
Let’s Encrypt について – Let’s Encrypt – フリーな SSL/TLS 証明書
Internet Security Research Group
アルファSSLを使うメリット
ConoHa WINGユーザーは無料で使える
SSL証明書をブラウザで表示するとルート認証局が日本のGlobal Signとなり、サイトの信頼性がlet’s encryptより高くなる
アルファSSLを使うデメリット
ConoHa WINGユーザー以外は有料 6600円 / 年となり、let’s encryptよりコストが高くなる
let’s encryptを使うメリット
誰でも無料で使える
レンタルサーバーだけでなく、VPSなどにインストールすることができる
let’s encryptを使うデメリット
世界的にフィッシング詐欺サイトに多く利⽤されているケースも多く、サイトの信頼性は高くない
アルファSSL let’s encrypt のSSL証明書 表示内容の違い
let’s encryptのSSL証明書はアメリカのインターネット・セキュリティ・研究グループ (Internet Security Research Group; ISRG) がルート認証局となり、中間認証局として「let’s encrypt」が表示されます。
アルファSSLのSSL証明書は日本のGMOグローバルサイン株式会社 (Global Sign)がルート認証局となり、中間認証局として「Global Sign Atlas R3 AlphaSSL CA(アルファSSL)」が表示されます。
どちらもドメイン認証のSSL証明書なので、表示される項目は「発行元」「有効期限」「通称」だけです。
どちらを使うべきか
無料で使えるなら、アルファSSLを使いましょう。無料で使えないならlet’s encryptで十分です。
関連記事 SSL証明書の種類 見分け方
参考サイト
ConoHa WINGがアルファSSLの提供開始!サービス利用者は有料SSL証明書が永久無料に | 【2022年最新】100社レンタルサーバー比較
SSLは無料と有料で何が違うの!?今さら聞けないSSLの仕組みと導入のメリット
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません